「会いたいときだけ連絡してくる」
「悩み相談はしてくるのに、肝心なことは話さない」
「特別っぽいことを言うのに、関係は曖昧なまま」
恋じゃないのかもしれない。
でも、完全に切るには苦しい。
そんな関係に心を置き去りにされたまま
「この人にとって、自分ってなんなんだろう」
と、自問自答する夜が増えていく。
今日はそんな「都合のいい存在」にされてしまう恋について
ぼくなりの言葉で、まっすぐに綴ってみたいと思う。
「求められること」で、存在価値を確かめようとしてた。
正直、ぼくも経験がある。
好かれてるのかどうかはっきりしない。
でも、たまに甘えられると、心が揺れる。
「必要とされてる気がする」
「特別な存在かもしれない」
そう思いたくて、 都合のいい呼び出しにも応じたことがある。
でも、それって 「愛されてるからそばにいる」じゃなくて
「必要とされたいからそばにいる」なんだよね。
その違いに気づいたとき、ぼくは急に
自分の存在がぐらぐらして見えた。
あなたの優しさが「便利さ」に変えられてしまうことがある。
返信が遅くても怒らない。
急な誘いにも応じる。
どんなときも味方でいようとする。
それは本当は、 あなたの中にある「深い愛情」なんだと思う。
でも、相手によってはそれが
「この人は何しても離れない」
「こっちの都合に合わせてくれる人」
──つまり「都合のいい人」と、
勘違いされてしまうことがある。
それって本当に、切ないことだよね。
あなたのやさしさが
雑に扱われてしまうことが一番しんどい。
「この人の特別になりたい」という願いが、
「この人のためなら何でもいい」に変わっていく。
いつの間にか相手の笑顔を見るためなら
本音を飲み込むことも増えていった。
連絡が返ってこなくても我慢する。
恋人じゃないのに、恋人みたいなことをする。
未来の話はしないけど、今日だけはそばにいたい。
そうやって、 自分の心を「ちょっとずつ」すり減らしていく。
本当は苦しいのに
「でも好きだから」で、自分を納得させる。
その恋は、 愛じゃなくて「依存」に変わりかけている。
あなたは、誰かの気まぐれに付き合うために生まれてきたわけじゃない。
優しさって、 ときに自分を犠牲にしてしまう。
でも、恋って「自分も相手も大切にできる関係」であってほしい。
あなたばかりが与える関係。
あなたばかりが我慢する関係。
それは「愛」ではなく「都合」だ。
そして都合よく扱われていると
だんだん、自分の心の声が聞こえなくなっていく。
「本当はもっと大事にされたい」
「本当は愛されたい」
その声を、どうか置き去りにしないで。
「愛されていないわけじゃない」と思いたくなる気持ちも、よくわかる。
人って「ゼロじゃない優しさ」にすがってしまうことがある。
完全に拒絶されたわけじゃない。
たまにやさしくしてくれる。
夜、電話がかかってくる。
それが「脈ありの証拠」に見えてしまう。
でも、 その優しさが「あなたの未来」につながっているかは
また別の話だ。
好きだから期待したくなるよね。
でも、 期待ばかりが積み上がって
それに応えてもらえない日々が続いたら
あなたの心が置き去りになっていく。
自分を大切にするって、
「この関係を続けない勇気」を持つことでもある。
やさしいだけじゃ、愛じゃない。
好きな気持ちだけじゃ、関係は育たない。
あなたは「誰かの暇つぶし」でいちゃいけない。
あなたは「必要なときだけの相手」じゃいけない。
あなたの人生は誰かの気まぐれに左右されていいほど
軽いものじゃない。
たったひとりの「本気で向き合ってくれる人」のために
その心を、大切に守っていてほしい。
最後に:その恋を、終わらせてもいい。
終わらせることは、 あきらめじゃない。 負けでもない。
「自分を大切にする」っていう新しい恋愛のはじまりだ。
たとえあなたがその人の中で「特別じゃなかった」としても
あなたは、あなたの人生において、かけがえのない存在だ。
愛される価値はちゃんとある。
「都合のいい存在」じゃなく
「本気で愛される存在」として
恋をしてほしい。
あなたのその繊細でまっすぐな心はもっと大事に扱われていい。
ぼくは、 あなたが「自分をすり減らさない恋」を選べることを
心から信じてる。
そして、 その選択を全力で応援しています。
💡あわせて読んでね!
●「セフレでもいい」と思っていた。でも、本当は好きになってた
●好きな人の前で自然体でいられない。素の自分を出すのが怖い時の話
●やさしい人ほど「なんでもいいよ」と言ってしまう理由。自分の気持ちがわからなくなる前に
●あなたが苦しいのは、「過去の幸せ」と「今」を比べているからかもしれない。