やさしい人ほど「なんでもいいよ」と言ってしまう理由。自分の気持ちがわからなくなる前に

恋愛コラム

「どこ行きたい?」
「うーん、どこでもいいよ」
「なに食べたい?」
「なんでもいいよ」

会話のたびに出てくる
「なんでもいいよ」という言葉。

一見、相手に合わせているだけに見えて、
実はその奥に
「自分の希望を伝えるのがこわい」
「拒否されたら傷つくのがいやだ」
そんな感情がそっと隠れていたりする。

今日はそんな「本音が言えない恋」について
やさしい人の心に寄り添いながら、 ぼくなりの言葉を届けたい。


本当に「なんでもいい」と思ってるわけじゃない。

焼き肉が食べたかった日もある。
映画よりカフェでゆっくりしたかった日もある。

でも「自分の希望が通らなかったら、がっかりするのは自分だし」
「相手が望んでる方を選んだほうが空気が穏やかになるし」

そんなふうに思って
自分の「好き」を小さく折りたたんでしまう。

「どうでもいい」のじゃなくて
「どうなっても傷つかないようにしてる」
そんな「守り」の言葉が「なんでもいいよ」なのかもしれない。


自分の希望を出すのがこわいのは「断られた経験」があるから。

過去に「え、それはちょっと……」と否定されたり
「それよりこっちがよくない?」と上書きされたり、

そうやって、 自分の「選択」が軽く扱われた経験があると
それ以来「どうせ希望なんて言っても……」という気持ちになる。

だから、 自分を主張するより
相手を優先する癖がついていく。

でもそれってやさしさというより「傷ついた結果の防衛本能」なんだ。


「合わせてあげてる」のに「大切にされてる感じがしない」理由。

相手の希望に合わせて、 相手の都合を優先して、
相手の気分を読んで行動して。

こんなにがんばってるのに、
どうして相手は私のことちゃんと見てくれないんだろう

そう思ってしまうのは、
あなたの中で「報われなさ」が積もってきているから。

やさしさは、一方通行だと
だんだん「自己否定」に変わってしまう。


恋愛って「わがまま」も少しずつ出していいものだ。

恋愛って「好きな人と何を共有できるか」も大事だけど
「好きな人にどれだけ“自分”を出せるか」も同じくらい大事。

遠慮ばかりの関係は、一見穏やかだけど
そのうち「我慢の上に成り立つ愛」になってしまう。

「今日はラーメンじゃなくてオムライスが食べたい」
「映画より、カフェでゆっくり話したい気分」

そんなふうに、小さな「わがまま」を伝えることは
「ちゃんと関係に参加してる証拠」でもある。

あなたの希望には、価値がある。

あなたが何を選ぶか。
あなたが何を感じるか。
あなたが何を望んでるか。

それは、 関係のなかでとてもとても大事な要素だ。

もしそれを伝えたことで、 相手が不機嫌になったり、
あなたのことを軽んじたりするなら、

それは「関係の問題」であって
「あなたの問題」じゃない。


最後に:やさしい人ほど、自分の気持ちに気づきにくい。

人に合わせるのが上手な人ほど、
自分の「ほんとの気持ち」を見失いがちだ。

だからこそ、 ときどき自分にこう問いかけてほしい。

「ほんとは、どうしたい?」
「もし何でも叶うなら、何を選ぶ?」

誰にも言わなくていい。
でも、あなたが自分にだけは正直になれたとき
恋愛は、もっとやさしくなる。

「なんでもいいよ」の裏にある
あなたの本音は、ちゃんと大切にされていい。

ぼくは、 あなたの声が、あなたの中で
まっすぐ響くようになることを、 心から願っています。

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